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「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 昨年6月から7月にかけてのアスカ監査法人所属の公認会計士のみなさんは,たいへんな日々を送っていたのではないかと思われます。インターネット情報がどの程度性格なのかはわかりませんが,おそらくは20社程度と推測される上場会社の…

書籍 水島治郎『ポピュリズムとは何か――民主主義の敵か,改革の希望か』

ちょうど,オランダの選挙で,ウィルデルス氏率いる自由党が注目を集めているときだったので,読んでみました。 ポピュリズムとは何か - 民主主義の敵か、改革の希望か (中公新書) 作者: 水島治郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/12/19 メディ…

書籍 渡邊浩滋『「税理士」不要時代』

なかなか刺激的なタイトルに惹かれて,読みました。著者は1978年生まれ。税理士業界では,完璧に「若手」の部類です。何しろ,税理士登録者のうち53.8%は60歳以上だというのですから(本書20ページ)。そんな新進気鋭の税理士が語る,「税理士不要時代を勝ち…

書籍 横尾宣政『野村證券第2事業法人部』

めずらしく,アマゾンで予約をして購入しました。 著者は,「オリンパス巨額粉飾決算事件」で,検察から「粉飾を指南した」として起訴された元野村證券社員。第三者委員会の調査報告書,マスコミ報道とは異なる事件の裏側がわかるのではないかと期待して,読…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com ほぼ月に1回のペースで連載を続けさせていただいている「会計不正調査報告書を読む」の第55回目は,メディビックグループ社の第三者委員会調査報告書をとりあげました。ご承知のように,同社は既に,昨年10月に上場廃止になっており,証…

【書籍】高桑幸一・加藤裕則編著『監査役の覚悟』

発刊当初から「読みたい」と思っていた本です。「トライアイズ事件」「監査役の乱」など,事件発覚当時は大きな注目を浴びた,トライアイズ社元監査役古川孝宏氏の経営陣との戦いの軌跡を改めて検証し,監査役制度における問題点を真正面からとらえようとし…

「速報解説」日本監査役協会『監査役等と内部監査部門との連携について』を寄稿しました。

profession-net.com web情報誌Profession Netwaorkに「速報解説」として,公益社団法人日本監査役協会が去る1月13日に公表した『監査役等と内部監査部門の連携について』という監査役協会法規委員会がとりまとめたアンケート結果と提言についての,かいせつ…

【書籍】川名壮志『密着 最高裁のしごと――野暮で真摯な事件簿』

ふだん,もっぱら図書館を利用しているのですが,この本は,めずらしく,書店で目にとまって読むことにしました。サブタイトルに惹かれたのかもしれません。著者は,毎日新聞の記者。さすがに文章は読みやすく,難しい法律論を平易にあらわそうとする意図が…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journalに寄稿しました。

profession-net.com 年明け最初の寄稿は,株式会社デジタルデザインの第三者委員会調査報告書をとりあげました。記事の中でも言及していますが,最初に報告書が公開されたころ(8月31日)には,あまり注目をしていなかったのですが,その後,昨年11月ころか…

「週刊エコノミスト」12月20日号特集「粉飾 ダマし方見抜き方」

週刊エコノミスト誌を,特集のタイトルに惹かれて購入しました。執筆陣も豪華であることは,月曜日の朝刊に載った広告でわかってはいたのですが,弊事務所のそばには書店がなく,なかなか手に入れることができずに,一昨日になってようやく読むことができま…

「速報解説」与党税制改正大綱「中小企業に対する特例措置の縮減策」をProfession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 12月8日に公表された与党税制改正大綱のうち,中小企業に対する各種租税特別措置の縮減に関する項目のついての解説を,Profession Journal誌に寄稿させていただきました。資本金1億円以下であれば,法人税制上は中小企業として,各種の特…

「速報解説」日本監査役協会『会計不正防止における監査役等監査の提言』を寄稿しました。

profession-net.com 公益財団法人日本監査役協会会計委員会が,去る11月24日に公表した『会計不正防止における監査役等監査の提言――三様監査における連携のありかとを中心に――』と題された提言集について。いつも寄稿させていただいているProfession Journal…

「会計不正調査報告書」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com ほぼ月に1回の割合で連載させていただいておりますProfession Journal誌の「会計不正調査報告書を読む」。小職が,セミナーや講習会などでお話しする内容の多くは,この連載記事をベースにしており,そうしたことから,公認不正検査士(C…

「租税争訟レポート」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com web情報誌Profession Journalに連載中の「租税争訟レポート」に新しい記事を寄稿させていただきました。 決算期末,節税対策として商品券などの金券を多めに購入して,とりあえず「交際費」に計上しておく――そんな手法が推奨された時代も…

【書籍】上村雄彦『不平等をめぐる戦争――グローバル税制は可能か?』

読売新聞の書評欄で見つけて,読むことにしました。 ちょうど台北旅行を予定していたため,その道程で,多くを読むことができました。 著者は,国際連合に勤務した経験も有する大学教授。書評によれば,「税制の穴を防ぎ,地球環境問題や貧困,感染症など世…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

連載第52回の事件は,社会福祉法人夢工房の理事長一族による不正をとりあげました。保育園事業と特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人です。兵庫県芦屋市に本拠を置く法人の事件であるためか,あまり全国紙には登場しませんが,東京都港区や品川区の保…

「会計不正防史学」企業会計12月号――発売中です。

中央経済社企業会計誌上で,1年にわたって連載いただいた「会計不正防史学」 。連載最終回である12月号は,犯罪心理学が五千問の山本真智子さんによる「エンロン事件――不正を行動科学で見る」です。史上最大の会計不正事件を題材に,不正のトライアングルを…

パナソニックプラズマディスプレイ株式会社 特別清算申請

帝国データバンクは,昨日付の記事で,パナソニック株式会社のk会社であるプラズマディスプレイ製造会社が,特別清算を申請する予定であると報じました。負債総額は5,000億円だそうですが,全額,親会社からの借入金であり,外部の債権者はいないようです。 …

【書籍】上野庸平『ルポ アフリカに進出する日本の新宗教』

著者がブルキナファソに滞在していた2014年前後に,実際に,施設や布教活動を見学し,インタビューを行ったものをまとめたルポルタージュである。タイトルには「日本の」とあるが,ラエリアン・ムーブメントや統一教会といった,発祥が日本ではないものも含…

「公表裁決事例」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com さる9月29日,国税不服審判所が公開した平成28年1月分~3月分の公表裁決事例に関する「速報解説」記事を,Profession Journal誌に寄稿しました。今回は公開された事例の数が多く(17件),とりあげる事例に迷いましたが,なるべ…

【書籍】八代尚宏『シルバー民主主義』

www.tokyo-np.co.jp けさの東京新聞朝刊に,政府の年金給付抑制策とそれを批判する民進党の反論が出ていました。相変わらず,どちらが野党でどちらが与党か,よくわからないようなねじれた主張になっています。どうして,年金給付額の高い人だけ,その給付の…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com Profession Journal誌に,先週,今週と前後編に分けて,特設注意市場銘柄指定解除に向けて,東京証券取引所の審査を受けている東芝が公表した「改善計画・状況報告書」「改善状況報告書」を検証する記事を寄稿させていただきました。 2…

『会計不正防史学』企業会計11月号――発売中です。

中央経済社企業会計誌上で連載中の公認不正検査士による『会計不正防史学』11月号の執筆担当は,株式会社メンバーズ社外監査役・甘粕潔さん。執行役員による預金の着服事件を題材に,「固有リスク」を重視した不正リスク対応について,論述されております。 …

「週刊ダイヤモンド」国税は見ている 税務署は知っている

時おり,週刊ダイヤモンド市場で特集される税金の話。10月8日号は,「国税は見ている 税務署は知っている」というもので, 「富裕層に照準を定めた国税の本気」というサブタイトルがついています。 さっそく,買ってみました。 週刊ダイヤモンド 2016年 10/8…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

Profession Journal誌で連載中の「会計不正調査報告書を読む」シリーズ。第49回は,サイオステクノロジー株式会社の子会社による,補助金の不正受給問題を調査した「社内調査委員会」の報告書をとりあげました。 https://profession-net.com/professionjou…

【税務調査】請負偽装による,源泉税・消費税の追徴課税。

www.sankei.com かなり使い古された手口かなと思うのですが,未だにこうした事例があるようです。 手口は簡単。従業員との契約を雇用契約ではなく請負契約であるように偽って,所得税の源泉徴収をせずに報酬を支払い,支払った報酬について,課税仕入れとし…

【ゲンロンカフェ】三浦瑠麗・津田大介・東浩紀『日本の未来とポピュリズム』

genron-cafe.jp 昨日,ゲンロンカフェで行われたイベントに参加してきました。 『日本の未来とポピュリズム』と題された三浦瑠麗 さん,津田大介さん,東浩紀さんによるトークは,満席の聴衆の中,午後7時過ぎに開園。途中休憩をはさんで,結局4時間30分…

「会計不正防史学」企業会計10月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」誌上で連載中の,CFEによる「会計不正防史学」10月号の担当は,「ビジネス法務の部屋」でおなじみの山口利昭弁護士です。お題は,『住友電設事件――子会社不祥事件の「プリンシプル」対応』。日本取引所自主規制法人が2月に公表…

【税務訴訟】塩野義製薬,ついに訴訟提起へ。

塩野義製薬株式会社が,大阪国税局は,「現物出資に関する税制上の適格性については事前に当局に照会し」ていたにもかかわらず」,「合理的な説明を行うことなしに,事前照会の結論を覆し」て更正処分を行ったという衝撃的なリリースを出してから,ほぼ2年が…

書籍『転換期を生きるきみたちへ――中高生に伝えておきたいたいせつなこと』

内田樹先生の呼びかけに賛同した10人の識者が,「中高生を読者に想定して」書いた文章をまとめたアンソロジー。私は当然読者の対象ではありませんが,中学生の息子を持つ親としては,非常に興味にあるタイトルでしたので,読むことにしました。 転換期を生…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

不定期に連載させていただいているProfession Journal誌最新号に,株式会社テクノメディカ第三者委員会調査報告書について,寄稿しました。第三者委員会委員長は,公認会計士・公認不正検査士の宇澤亜弓先生。会計不正がらみの第三者委員会委員長として,す…

「税理」2016年9月号に寄稿しました(発売中です)。

税理 2016年 09 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: ぎょうせい 発売日: 2016/08/22 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る ぎょうせい発行の「税理」2016年9月号に寄稿しました。 今回,編集部からいただいたお題は「随行者を伴う海外渡航費」について…

書籍『不正会計と経営者責任』

守屋俊晴氏の新刊『不正会計と経営者責任――粉飾決算に追いこまれる経営者――』を読みました。帯にある惹句はこういう感じです。 なぜ不祥事は起きるのか 粉飾のカラクリに迫る! 形骸化する監査・内部統制に警鐘を鳴らす 不正会計と経営者責任 ‐粉飾決算に追…

書籍『リベラルのことは嫌いでも,リベラリズムは嫌いにならないでください』

井上達夫教授の著作を2冊,続けて読みました。 憲法9条の削除,良心的兵役拒否を認めたうえでの徴兵制の導入,という教授の持論が,毎日新聞社の志摩和生さんとの間の会話というかたちで,展開されています。 リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌い…

「租税争訟レポート」Profession Journal誌に寄稿しました。

本日公開されたProfession Journal誌に,「租税争訟レポート(第29回)」を寄稿しています。とりあげた事例は,さる6月22日,国税不服審判所のホームページで公表された裁決事例から選んだもので,不動産管理会社を利用して節税策をとっていた納税者に対する…

「会計不正防史学」企業会計9月号――発売中です。

企業会計2016年9月号が発売になりました。連載中の「会計不正防史学」今月の執筆者は公認会計士の塩尻明夫先生。ダイキン工業において行われていた「売上の前倒し計上」事件です。部門ぐるみの隠蔽工作を行って長期間にわたり不正を行ってきたものの,匿名の…

【税務調査】積水化学のリリース。

7月20日に大きく報じられた積水化学工業の税務調査結果でしたが,昨日になって,会社側からこの報道を認めるリリースが出ていました。 当社に対する税務調査の結果と今後の対応について|新着情報|積水化学 リリースの中で,追徴課税の処分を受けた理由につ…

書籍『東芝 粉飾の原点――内部告発が暴いた闇』

東芝 粉飾の原点 内部告発が暴いた闇 作者: 小笠原啓 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2016/07/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今から思い出しても,昨年11月12日の日経ビジネスオンラインのスクープ記事「ウエスチングハウスの減損処理…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 連載第47回目となる今回は,株式会社日本製鋼所の100%子会社で,経理課長が行った粉飾決算をとりあげました。本件,手口は単純なものであり,発覚した会計期間の1期前にも,当該子会社を所管する部門において,すでに不正の兆候が…

書籍『東芝 終わりなき危機――「名門」没落の代償』

毎日新聞論説委員でニュースサイト「経済プレミア」編集長の著者による「東芝事件」解説の第2弾。ニュースサイトでその都度書かれた記事が,こうして1冊にまとまると,事件の流れが大変よくわかります。 東芝 終わりなき危機 「名門」没落の代償 作者: 今沢…

「会計不正防史学」企業会計8月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」誌上で連載中の公認不正検査士(CFE)による寄稿「会計不正防史学」8月号の担当は,帝京大学の伍井教授です。テーマは「フォルクスワーゲン・スキャンダル――専門家の倫理観の醸成」というもので,倫理に関するセミナーなどで登壇…

書籍『内部告発の時代』

オリンパス不正会計事件の第一通報者である現役社員と,同事件が世間に知られることとなった「FACTA」の記事を書いたジャーナリストによる共著です。 なんといっても興味深いのは,事件発覚後,今なお匿名性を維持しつつ,かつ,オリンパスの社員でいつ…

「公表裁決事例(平成27年10月~12月)」をProfession Journalに寄稿しました。

さる6月22日に国税不服審判所が公表した「平成27年10月から12月までの裁決事例の追加答」のうちから,注目事例をピックアップして概説するProfession Journal誌の記事「速報解説」が,本日付で公開されました。 今回公表された裁決事例は9件ですが,納税者の…

富士通株式会社第116回定時株主総会。

富士通株式会社の定時株主総会に出席するため,朝から新横浜へ。 開会まで30分で,すでに前方の席は埋まっており,毎年のことながら,参加者は多いです。年々,参加者の年齢層も上がっているようですが,これについては,私も他人のことは言えません。 冒頭…

ワタミ株式会社第30回定時株主総会。

本日午前10時から行われたワタミ株式会社の株主総会に出席しました。 議長となった代表取締役社長の清水邦晃氏は,介護事業の譲渡,労務訴訟における和解などを経て,CIを刷新することを説明します。基調カラーはグリーンで,これまでの赤から一変。ハー…

書籍『下流中年――一億総貧困化の行方』

「下流中年」とは,主に就職氷河期を経験して,その後,非正規雇用社員の身分でいる団塊ジュニア世代を指しています。本書は,冒頭の雨宮処凛さんと萱野稔人さんの対談からして,相当に暗い話になっています。 たとえば,「あらゆる対策は『手遅れ』」と題さ…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 連載第46回は,日本ハウスホールディングス(旧社名:東日本ハウス)の連結子会社による不正事件をとりあげました。売上の過大計上などの不正があった子会社は,「銀河高原ビール」の製造元です。一時はコンビニエンスストアの店頭でも…

書籍『会計のいま,監査のいま,そして内部統制のいま』

青山学院大学の八田進二,橋本尚両教授と甲南大学の伊豫田隆俊教授による鼎談集。「初学者にも理解できるよう比較的わかりやすい論点を取り上げ,過度に専門的な用語を用いることなく,できるだけ平易な表現を用いるように努めた(はしがき)」との狙いはう…

「会計不正防史学」企業会計7月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」7月号。「会計不正防史学」今月の執筆担当は,岡健さん(CIA,CFE)です。長年,企業の経理畑・監査畑を歩んでこられた経験を軸に,実務面から会計不正の「防止の仕組み」と「発見の仕掛け」について解説しています。 Accountin…

「租税争訟レポート」をProfession Jounal誌に寄稿しました。

profession-net.com 4月21日,東京高等裁判所で言い渡された「馬券の払戻金の所得区分と外れ馬券の必要経費該当性」をめぐる判決は,原審である東京地方裁判所の判決から一転して納税者勝訴となりました。 今日公開されたProfession Journal誌には,本件判決…