「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

不定期で連載させていただいているProfession Journal誌の「会計不正調査報告書を読む」第64回の記事を寄稿しました。とりあげたのは,山梨県にあるジュエリーの製造販売業を営む株式会社光・彩(旧社名:株式会社光彩工芸)の経理責任者による横領事件の内…

書籍:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』

酒見賢一さんの『泣き虫弱虫諸葛孔明』を第一部から第伍部まで,一気に読みました。続編を待っている間の期待感もいいものですが,最後まで続けて読めるのも,また格別です。第一部が刊行されたのが2004年だそうですから,完結までに13年を要したことになり…

【書籍】望月衣塑子『新聞記者』

菅官房長官の記者会見で繰り返し質問する動画が話題になっている,東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんが書いた『新聞記者』を読みました。 新聞記者 (角川新書) 作者: 望月衣塑子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/10/12 メディア: 新書 この商品を…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

このところ,寄稿が続いていますが,web情報誌Profession Journal誌に連載第63回目となる「会計不正調査報告書を読む」を寄稿しました。とりあげた調査報告書は株式会社AKIBAホールディングスの元取締役による不正な資金流用が発端となった事案です。事業会…

ACFE JAPAN第8回カンファレンスの模様をProfession Journal誌に寄稿しました。

去る10月6日(金)に開催されましたACFE JAPAN(一般社団法人日本公認不正検査士協会)主催の第8回カンファレンスの模様を、web情報誌Profession Journalに寄稿しました。今回のカンファレンスでは,「不正と人口知能(AI)」をテーマにした講演やパネルデ…

『租税争訟レポート』Profession Journal誌に寄稿しました。

このところ隔月掲載のペースで寄稿させていただいている『租税争訟レポート』ですが,第34回には,賃貸用建物を建築した場合における消費税を計算するときに「用途区分」が争点となった震災請求において,国税不服審判所が,納税者の訴えの大部分を棄却した…

「公表裁決事例(平成29年1月から3月分)」Profession Journal誌に寄稿しました。

国税不服審判所が3か月ごとに公表している「裁決事例」の平成29年1月から3月分が,先週から公開されています。今回の公表対象はわずか7件。その中に,国税徴収法がらみの事例が2件ありましたので,今回はその2件についての解説記事を載せました。 国税徴収法…

【書籍】江上剛『病巣――巨大電器産業が消滅する日』

江上剛『病巣――巨大電器産業が消滅する日』を読みました。「東芝事件」を題材にしたフィクション。 本書巻末には,次のような表記があります。 本書は東芝に関わる一連事件から着想を得たフィクションですが,登場人物その他の造形は著者の創造の産物です。 …

【書籍】井ノ上陽一『ひとり税理士のIT仕事術』

同業者にあまり知り合いがおらず,まして,友人と呼べるような税理士がいない当職ですが,本書の著者である井ノ上陽一さんは,とても近しい存在だと(勝手に)思っています。なにしろ,会ったことがないのですから,友人ではないはずです。井ノ上さんの著作…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 先週,経営破綻が伝えられた株式会社郷鉄工所の経営者による粉飾決算の様子をまとめた調査報告書の解説記事を,Profession Journal誌に寄稿しました。原稿のまとめ作業中に,2回の不渡りを出したことがIRニュースとして公表されていて,…

株式会社郷鉄工所,倒産(東京商工リサーチより)

9月11日をもって上場廃止となることが決まっていた東証・名証2部上場の株式会社郷鉄工所が2回の不渡りを出して,銀行取引停止処分になったようです。 郷鉄工所といえば,第三者委員会を設置するための費用が捻出できないとか,第1次調査の範囲を限定しすぎた…

「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」【連載第6回】をProfession Journal誌に寄稿しました。

毎週木曜日は,web情報誌Profession Journalの刊行日です。このところ隔週で連載を続けさせていただいた「(判決から見た)会計不正事件における当事者の損害賠償責任」は,第6回となる今週が最終回。これまで判決の検証を中心に論考を続けてきた損害賠償責…

【書籍】木山泰嗣『教養としての「税法」入門』

いつの間にか青山学院大学の教授になられていた木山泰嗣先生による入門書を読みました。もちろん,入門書なので,新しい知識を得ることができたというわけではないのですが,面倒な税法理論を,平易な言葉で解説する木山先生の文章はたいへん読みやすく,興…

経理責任者による不正――光彩工芸社

JASDAQ上場の貴金属アクセサリーの製造販売会社株式会社光彩工芸は,8月18日,「当社経理部門責任者の不正行為に関するお知らせ」 を公表しました。 決算短信及び開示書類 - 株式会社 光彩工芸 リリースによると,発覚の発端は「東京国税局の調査」というこ…

「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」【連載第5回】をProfession Journal誌に寄稿しました。

web情報誌Profession Journalに隔週で連載中の「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」第5回は,「引受証券会社の損害賠償責任」について,エフオーアイ事件第1審判決(東京地方裁判所平成28年12月20日判決)を引用しながら,検討しました。本判決は,…

「租税回避の定義」変更――金子宏『租税法(第22版)』

先週,東京税理士会の「法律講座Ⅱ」を受講していると,講師の酒井克彦教授から,今年の『租税法』では,租税回避の定義変更が行われていて,これまでの,金子名誉教授の定義が変わっていることが示唆されました。 租税法〈第22版〉 (法律学講座双書) 作者: …

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

Profession Journal誌で連載中の「会計不正調査報告書を読む」連載第61回は,富士フイルムホールディングス株式会社第三者委員会調査報告書をとりあげました。何しろ,長い報告書で,細部にわたって事実認定がなされ,まとめるのがたいへんでした(調査に当…

Profession Journal誌に寄稿しました。

毎週木曜日公開のweb情報誌Profession Journal誌で,今週は,連載が2本公開されました。 まずは,隔月くらいの頻度で連載させていただいている「租税争訟レポート」から。とりあげた事案は,税理士が損害賠償請求を受けた裁判の判決です。争点は,顧問税理士…

「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」【連載第3回】をProfession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 先月から連載をさせてもらっている「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」第3回目は,不正に加担したり,不正があったことを知っていたりしたわけではない取締役の損害賠償責任について,ふたつの判決を比較しながら,裁判所は,…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com Profession Journal誌に連載させていただいている「会計不正調査報告書を読む」も,ついに60回目を迎えました。ほぼ月に1回のペースですので,5年ばかり続いていることになります。いつも的確な指摘・校正をいただいている編集部にあらた…

「旬刊経理情報」7月20日号に寄稿しました。

中央経済社さんの「旬刊経理情報」7月20日号に寄稿しました。 編集部におつけいただいたタイトルは「粉飾決算と横領のケースに見る会計不正が発覚した際の税務手続のポイント」とかなり長いですが,粉飾が判明した場合の法人税の更正の請求手続きと,従業員…

「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」【連載第2回】をProfession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 今月から連載を開始した「(判決から見た)会計不正事件における当事者の損害賠償責任」第2回を寄稿しました。今回は,監査役,とくに社外の非常勤監査役が,会計不正事件に対して,どのような責任を負うのかを,先行するニイウスコー事…

「タックス・ジャスティス」と「税金地獄」

租税に関してまったく違った立場からの論点を提示する二冊の書籍を読みました。伊藤恭彦教授の「タックス・ジャスティス」は,文字どおり,租税とはどうあるべきかを政治哲学の立場から考察するものであり,朝日新聞紙上の連載をまとめた「ルポ税金地獄」は…

「公表裁決事例平成28年10月から12月分」Profession Journal誌に寄稿しました。

3か月に一度,国税不服審判所が公表している裁決事例。先週21日に,平成28年10月から12月分として,9件の裁決事例が公表されました。その中から注目される事例をとりあげて,解説した記事を,Profession Journal誌に寄稿しました。 今回の公表裁決には,めず…

「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 「会計不正調査報告書を読む」と「租税争訟レポート」という2本の連載記事を寄稿させてもらっているweb情報誌Profesion Journal誌上で,新しい連載記事「(判決から見た)会計不正事件における当事者の損害賠償責任」を全6回の予定で,開…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 今月とりあげた調査報告書は,JASDAQ上場のGMOアドパートナーズ社の連結子会社で発覚した架空売上計上事件です。本事例の特徴は,第三者委員会による報告書の公開方法にあります。第三者委員会は,事実関係と原因分析中心の「中…

書籍 髙村薫著『作家的覚書』

新聞書評に載っていたので読んでみました。2014年から2016年にかけての3年間の出来事に対する髙村さんの思いが,雑誌の連載記事を中心にまとめられています。 作家的覚書 (岩波新書) 作者: 高村薫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/04/21 メ…

「租税争訟レポート」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com web情報誌Profession Journal̪誌で,ほぼ隔月連載中の「租税争訟レポート」第32回の連載記事が公開されました。今回は,租税特別措置法の所得拡大促進税制の適用について,当初申告要件の是非が争われた東京地方裁判所判決をとりあげまし…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 連載第58回目は,去る4月17日に公表された,昭光通商株式会社特別委員会報告書をとりあげました。M&Aによって子会社化したところ,ふたを開けてみれば,架空循環取引(報告書上の表記では「資金循環取引」)によって大幅に売上を水増しし…

税務弘報2017年6月号に寄稿しました(発売中です)

ここ数年,税務弘報さんでは「定時株主総会における税務問題」の特集を6月号(5月初旬発売)で組まれており,今年も,執筆依頼をいただきました。役員給与,配当などのテーマは既にとりあげており,さて,テーマをどうしたものかと思って,編集部と相談して…