「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

不定期で連載させていただいている「会計不正調査報告書を読む【連載第68回】」が本日,Profession Journal誌で公開されました。 profession-net.com 今回の寄稿は,通常の連載とは趣を少し変え,2017年に設置が公表された上場会社41社における「調査委員会…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 本日公表されましたProfession Journal誌に,「会計不正調査報告書を読む」連載第67回を寄稿しました。上場持株会社であるOSJBホールディングス株式会社傘下の事業会社で,従業員による不正が発覚したことを受けて設置された社内調査委員…

【書籍】沢渡あまね+奥山睦『働き方の問題地図』

『働き方改革』。 年初から新聞紙面を飾ることの多い言葉ですが,「さて,どうすればいいのか」とお悩みの経営者,人事部長も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。解説本は数多く出ているものの,どれも自社の状況に合うようで会わないし。コンサルタン…

【書籍】山口利昭『企業価値を向上させる実効的な内部通報制度』

同じ公認不正検査士(CFE)資格を有しているということもあって親しくしていただいている,弁護士の山口利昭先生の著書『企業の価値を向上させる実効的な内部通報制度』を拝読しました。 同じテーマで書かれた『内部告発・内部通報 その光と影』が刊行されて…

Sue Graftonさんの訃報。

www.asahi.com すっかりご無沙汰している感の強い,キンジー・ミルホーンの生みの親Sue Graftonさんが亡くなったそうです。訃報を読んで初めて知ったのですが,シリーズはまだ続いていたようで,'Y'まで刊行されるとのこと。なぜか日本では,「ロマンスのR」…

【書籍】2017年の10冊。

手許の一覧によれば,2017年には,149冊の書籍を読んでいることがわかりました。月平均12冊ほどですので,サラリーマンを辞めて開業して以来8年,ほぼ同じペースで読んでいることになります。 ということで,記憶に残った10冊を記録しておきたいと思います(…

「速報解説・平成30年度税制改正大綱――コネクテッド・インダストリーズ税制の創設」を寄稿しました。

profession-net.com 先週22日に閣議決定された平成30年度税制改正大綱のうちから,情報連携投資等の促進に係る税制,いわゆる「コネクテッド・インダストリーズ税制」について,Profession Journal誌に解説記事を寄稿しました。 今年の税制改正については抜…

「速報解説・公表裁決事例」Profession Journal誌に寄稿しました。

国税不服審判所が四半期ごとに公表している「公表裁決事例」ですが,平成29年4月~6月分が,先週12月18日に公表されました。今回の公表裁決事例は10件,課税処分の一部が取り消された裁決はそのうち4件でした。 profession-net.com いつものように3件の裁決…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

先週に引き続き,ATT事件の被害者であると思われるKISCO株式会社が設置した特別調査委員会報告書をとりあげた記事を寄稿しました。先週の藤光樹脂株式会社の損害は約4億円とのことでしたが,こちらは,未回収の売掛金残高が約70億円と,桁が違います…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

「会計不正調査報告書を読む」連載第65回となる今回の報告書は,藤倉化成株式会社の連結子会社藤光樹脂株式会社が巻き込まれた架空循環取引をめぐる売掛金回収不能事件です。 profession-net.com ことの発端は,ATT株式会社代表取締役が関係各社に送った…

「租税争訟レポート」Profession Journal誌に寄稿しました。

web情報誌Profession Jounalに寄稿させていただいている「租税争訟レポート」が公開されました。今回とりあげた事案は,九州地区有数の養鶏業者である原告が,「感謝の集い」と称する従業員向けのコンサート付き昼食会を福利厚生費として損金の額に算入して…

【書籍】一田和樹『公開法廷』

「公開法廷」とは,投票権を持つ全国民が陪審員となる裁判のことで,ひとつの公判で三組の被告人が登場し,それぞれに検事と弁護士がついたうえで裁判が行われ,陪審員である国民の投票によって,三組の被告人のうちだれが真犯人であるか,または三組の被告…

【書籍】水谷竹秀『だから,居場所が欲しかった』

タイトルよりも,「バンコク,コールセンターで働く日本人」という副題に惹かれて読みました。筆者の水谷さんはフィリピン在住のノンフィクション作家。彼の書籍を読むのは初めてです。 だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人 …

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

不定期で連載させていただいているProfession Journal誌の「会計不正調査報告書を読む」第64回の記事を寄稿しました。とりあげたのは,山梨県にあるジュエリーの製造販売業を営む株式会社光・彩(旧社名:株式会社光彩工芸)の経理責任者による横領事件の内…

書籍:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』

酒見賢一さんの『泣き虫弱虫諸葛孔明』を第一部から第伍部まで,一気に読みました。続編を待っている間の期待感もいいものですが,最後まで続けて読めるのも,また格別です。第一部が刊行されたのが2004年だそうですから,完結までに13年を要したことになり…

【書籍】望月衣塑子『新聞記者』

菅官房長官の記者会見で繰り返し質問する動画が話題になっている,東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんが書いた『新聞記者』を読みました。 新聞記者 (角川新書) 作者: 望月衣塑子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/10/12 メディア: 新書 この商品を…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

このところ,寄稿が続いていますが,web情報誌Profession Journal誌に連載第63回目となる「会計不正調査報告書を読む」を寄稿しました。とりあげた調査報告書は株式会社AKIBAホールディングスの元取締役による不正な資金流用が発端となった事案です。事業会…

ACFE JAPAN第8回カンファレンスの模様をProfession Journal誌に寄稿しました。

去る10月6日(金)に開催されましたACFE JAPAN(一般社団法人日本公認不正検査士協会)主催の第8回カンファレンスの模様を、web情報誌Profession Journalに寄稿しました。今回のカンファレンスでは,「不正と人口知能(AI)」をテーマにした講演やパネルデ…

『租税争訟レポート』Profession Journal誌に寄稿しました。

このところ隔月掲載のペースで寄稿させていただいている『租税争訟レポート』ですが,第34回には,賃貸用建物を建築した場合における消費税を計算するときに「用途区分」が争点となった震災請求において,国税不服審判所が,納税者の訴えの大部分を棄却した…

「公表裁決事例(平成29年1月から3月分)」Profession Journal誌に寄稿しました。

国税不服審判所が3か月ごとに公表している「裁決事例」の平成29年1月から3月分が,先週から公開されています。今回の公表対象はわずか7件。その中に,国税徴収法がらみの事例が2件ありましたので,今回はその2件についての解説記事を載せました。 国税徴収法…

【書籍】江上剛『病巣――巨大電器産業が消滅する日』

江上剛『病巣――巨大電器産業が消滅する日』を読みました。「東芝事件」を題材にしたフィクション。 本書巻末には,次のような表記があります。 本書は東芝に関わる一連事件から着想を得たフィクションですが,登場人物その他の造形は著者の創造の産物です。 …

【書籍】井ノ上陽一『ひとり税理士のIT仕事術』

同業者にあまり知り合いがおらず,まして,友人と呼べるような税理士がいない当職ですが,本書の著者である井ノ上陽一さんは,とても近しい存在だと(勝手に)思っています。なにしろ,会ったことがないのですから,友人ではないはずです。井ノ上さんの著作…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 先週,経営破綻が伝えられた株式会社郷鉄工所の経営者による粉飾決算の様子をまとめた調査報告書の解説記事を,Profession Journal誌に寄稿しました。原稿のまとめ作業中に,2回の不渡りを出したことがIRニュースとして公表されていて,…

株式会社郷鉄工所,倒産(東京商工リサーチより)

9月11日をもって上場廃止となることが決まっていた東証・名証2部上場の株式会社郷鉄工所が2回の不渡りを出して,銀行取引停止処分になったようです。 郷鉄工所といえば,第三者委員会を設置するための費用が捻出できないとか,第1次調査の範囲を限定しすぎた…

「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」【連載第6回】をProfession Journal誌に寄稿しました。

毎週木曜日は,web情報誌Profession Journalの刊行日です。このところ隔週で連載を続けさせていただいた「(判決から見た)会計不正事件における当事者の損害賠償責任」は,第6回となる今週が最終回。これまで判決の検証を中心に論考を続けてきた損害賠償責…

【書籍】木山泰嗣『教養としての「税法」入門』

いつの間にか青山学院大学の教授になられていた木山泰嗣先生による入門書を読みました。もちろん,入門書なので,新しい知識を得ることができたというわけではないのですが,面倒な税法理論を,平易な言葉で解説する木山先生の文章はたいへん読みやすく,興…

経理責任者による不正――光彩工芸社

JASDAQ上場の貴金属アクセサリーの製造販売会社株式会社光彩工芸は,8月18日,「当社経理部門責任者の不正行為に関するお知らせ」 を公表しました。 決算短信及び開示書類 - 株式会社 光彩工芸 リリースによると,発覚の発端は「東京国税局の調査」というこ…

「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」【連載第5回】をProfession Journal誌に寄稿しました。

web情報誌Profession Journalに隔週で連載中の「会計不正事件における当事者の損害賠償責任」第5回は,「引受証券会社の損害賠償責任」について,エフオーアイ事件第1審判決(東京地方裁判所平成28年12月20日判決)を引用しながら,検討しました。本判決は,…

「租税回避の定義」変更――金子宏『租税法(第22版)』

先週,東京税理士会の「法律講座Ⅱ」を受講していると,講師の酒井克彦教授から,今年の『租税法』では,租税回避の定義変更が行われていて,これまでの,金子名誉教授の定義が変わっていることが示唆されました。 租税法〈第22版〉 (法律学講座双書) 作者: …

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

Profession Journal誌で連載中の「会計不正調査報告書を読む」連載第61回は,富士フイルムホールディングス株式会社第三者委員会調査報告書をとりあげました。何しろ,長い報告書で,細部にわたって事実認定がなされ,まとめるのがたいへんでした(調査に当…