「会計不正予防学」企業会計12月号――発売中です。

  1年間連載を続けてきた「会計不正予防学」の掉尾を飾るのは,大手監査法人にお勤めの小堀一英さん。もともとこの企画が持ち上がったときに,企業会計編集部に話を通してくれた公認会計士です。

 タイトルは,「不正会計の今後と監査法人」。

 この夏,沖縄で行われた日本公認会計士協会の研究大会での意見などを引用しながら,興味深い議論を展開しています。

Accounting(企業会計) 2015年 12 月号 [雑誌]

Accounting(企業会計) 2015年 12 月号 [雑誌]

 

  また,同誌の「会計時評」には,北海道大学大学院教授である蟹江章先生による『会計不正はなくせるか?――内部監査への期待』という論考も掲載されていて,「経営業務に関するコンサルティング機能を重視する傾向が強く」なっている内部監査――まさに東芝社のことが念頭にあるのではないかと思いますが――が,今後,「経営活動をコーポレートガバナンスの観点から俯瞰的にモニタリングするという役割」を担うことが期待されると述べておられます。

 さて,「会計不正予防学」ですが,おかげさまで,来年も連載を継続していただけることが決まり,執筆陣の構成を大幅に入れ替えて,内容も新たにお送りする予定です。

 ご期待ください。