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コンプライアンス違反企業の倒産動向調査〈帝国データバンク社〉

2015年度 コンプライアンス違反企業の倒産動向調査 | 帝国データバンク[TDB]

 帝国データバンク社が毎年この時期に公表している「コンプライアンス違反企業の倒産動向調査」が,4月8日に公開されています。2015年度〈2015年4月から2016年3月〉の特徴としては,なんといっても件数の大幅な増加で,前年比3割増の289件,2012年度以降4年連続で,調査開始以来の過去最多記録を更新しています。

 違反類型の上位は,「粉飾」「業法違反」「資金使途不正」で,この3類型だけで227件,全体の78.5%を占めています。この中では,資金流出や詐欺行為などの「資金使途不正」のカテゴリーが前年の4倍,67件となっているのが注目されます。この類型の中には,顧客の年金資産の大半を流出させていたAIJ投資顧問〈2015年12月破産〉も含まれているとのことです。

 帝国データバンク社による「まとめ」の中から,今後の動向につながりそうな部分を引用させていただきます。

現在、コンプラ違反に対する社会の目は、かつてないほど厳しくなっている。今までは見逃さ れていたような小さな綻びであっても、取引先や金融機関から忌避され取引解消に至るケースも 数多く聞かれる。自社のコンプラ意識向上だけでなく、取引先の与信管理においても、今後ます ますこういった傾向は強まってくることが予想される。