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「会計不正防史学」企業会計7月号――発売中です。

  中央経済社企業会計」7月号。「会計不正防史学」今月の執筆担当は,岡健さん(CIA,CFE)です。長年,企業の経理畑・監査畑を歩んでこられた経験を軸に,実務面から会計不正の「防止の仕組み」と「発見の仕掛け」について解説しています。

Accounting(企業会計) 2016年 07 月号 [雑誌]

Accounting(企業会計) 2016年 07 月号 [雑誌]

 

特集は「AIは会計士の仕事を奪うか」ですが,ここは小職の本業とはあまりかかわり合いもないので,真っ先に目を通したのは,「会計監査の信頼性をいかに確保するか――『会計監査の在り方に関する懇談会』提言を受けて」と題された座談会でした。

 司会進行はおなじみ青山学院の町田教授。小職が最も興味を持っている「会計監査人のローテーション」については,東京大学斎藤静樹名誉教授から,以下のように斬り捨てられていました。

ローテーションについては,株主が十分な情報を与えられたうえで,なおそれに基づいて監査人を変える必要はないとか,あるいは変えないほうがいいと判断しているときにまで,機械的に後退させる仕組みが最善かどうかは大問題と思うのです。ローテーションの期間が短すぎると資本市場にとっても

 金融庁の田原泰雅開示課長が,提言を受けて「調査を行っていきたい」と語るにとどめているのは立場上しょうがないのですが,大和総研の引頭麻美専務理事も,「機械的に交代すべきということでもない」とか,「ローテーションの期間が短すぎると資本市場にとってもデメリットのほうが大きそうだ」と語っていらっしゃるところを拝見すると,制度導入はなかなか難しいのではないかという印象でした。

  次いで気になる記事は,表紙にも活字が躍る「【特別企画】会計監査人交代の進め方」です。お2人の弁護士が,「判断ポイント」「実務フロー」を解説しています。