証券取引等監視員会「開示検査事例集」について解説記事を寄稿しました。

 プロフェッションジャーナル編集部からご依頼をいただき,証券取引等監視委員会が9月18日に公開した「開示検査事例集」について,解説記事を寄稿しました。昨年から,それまでの「金融商品取引法における課徴金事例集~開示規制違反編~」の名称を変更して,「課徴金納付命令勧告を行った事例だけでなく、さまざまな事例を積極的にご紹介することとした」事例集であり,今後は,どうやら,毎年公開されることになりそうな感じです(明言されているわけではありませんが)。

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 事例集では,平成29事務年度における3件の課徴金納付命令勧告事例について,それぞれについて,事例の概要,有価証券報告書等の虚偽記載に至った原因分析,再発防止策などが説明されてます。

 第三者委員会等による調査報告書とは少し違った切り口で解説されている事例もあり,新規に追加された事例だけでも読んでおく価値はあろうかと思います。

「開示検査事例集」の公表について:証券取引等監視委員会