書籍:井ノ上陽一著『AI時代のひとり税理士』

 著者の井ノ上陽一さんにとっては3冊目の「ひとり税理士」シリーズとなる『AI時代のひとり税理士』を読みました。今回は,AIと税理士の仕事がテーマです。

 井ノ上さんは,この本やメルマガを音声認識入力で書いているそうです。いつも,短い文章がテンポよく続く文体は,音声認識入力の影響を受けているのかもしれないなと思いながら,あっという間に読み終わりました。 

AI時代のひとり税理士

AI時代のひとり税理士

 

  もっとも気になったのが,RPA Robotic Process Automationでした。どんなものかよくわからないなりに,もしかしたら便利なのでは,と思っていたこともあって,ネットで検索してみることに。

 すると,NTTデータが開発したというWINACTORというソフトウエア型ロボットがヒットして,日本語で入力できるとのこと。年末でのんびりしていることもあり,そのまま無料で公開されているネット講座を見ました。感想としては,プログラミングを覚えれば使えそうだけど,エクセルの関数の方が早いかなという程度ですが,せっかくなので,井ノ上さんが使っているというUiPathについても,年末年始の間に,調べてみようかなと思います。

winactor.com

  読者として井ノ上さんの本を読むといつも何かしらの刺激を受けています。シンギュラリティが訪れるといわれている2045年ころに,私が税理士業務をしている可能性はほぼないですが,AIと税理士業務については,少し遅れながらも,考えていきたいと思っています。

 いま一度,この本も読み直してみようか通っています(などと,寄稿者の一人である私が書いていいものやら)。 

別冊税務弘報 AI・ITの進化と税務

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