「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

 ほぼ月1連載のProfession Journal「会計不正調査報告書を読む」第81回の記事が,昨日,公開されました。今回は,昨年の年明け1回目の寄稿と同じく,「第三者委員会ドットコム」のサイトから,2018年において設置が公表された調査委員会について,その特徴を分析する記事となります。

profession-net.com

 上記の記事のなかでも述べましたが,2018年は「品質偽装」「検査データの改ざん」といった問題がマスコミで繰り返し報道されたことからもわかるように,こうした不祥事の調査委員会を設置した会社が17社と,前年実績の4社を大きく上回ってしまいました。その結果,調査委員会を設置した会社数も68社と,前年の41社から大幅に増加しています。

 「会計不正調査報告書を読む」の連載記事でとりあげている会計不正の件数も増えており,月1連載ではとても全件をカバーできない常態となっています。会計不正の分類される不祥事の多くは,売上計上に関する疑義であり,このけいこうはかわっていないようです。

 いつもお世話になっている「第三者委員会ドットコム」のサイトはこちらになります。

www.daisanshaiinkai.com