第10回ACFE JAPANカンファレンスの参加申込受付が開始されました。

 一般社団法人日本公認不正検査士協会が主催する「第10回ACFE JAPANカンファレンス」の参加者募集が,昨日,始まりました。今年の開催も10月の第1金曜日(10月4日),時間も朝9時30分から,会場も御茶ノ水ソラシティと,例年どおりです。

https://acfe.jp/events/2019_conf/?side17b

 現在までに公表されているプログラムでは,

基調講演が,総務省統計委員会委員長西村淸彦氏による「統計改革と不適切統計問題 (仮)」

特別講演として,弁護士である國廣正氏が「第三者委員会の実態と課題 (仮)」について話をされ,,

そして,パネルディスカッションのテーマが,「内部監査による不正兆候の検出~本当に不正は発見できるのか? (仮)」

というものです。

 「統計不正問題」は時宜にかなったテーマだと思いますし,「第三者委員会」についても,日本公認会計士協会が経去る7月2日に公表した,経営研究調査会研究報告第 65 号「近年の不正調査に関する課題と提言」の中で,第三者委員会だけではありませんが,不正調査全般についての課題をとりあげているように,「企業不祥事における第三者委員会ガイドライン」が世に出てから9年が過ぎ,あらためて,その在り方が問われていると言っていいでしょう。

 また,パネルディスカッションは,日本における三様監査,スリーライン・ディフェンスが果たして機能しているのか否かといった論点に実務家のみなさんはどのようにお考えになっていらっしゃるのか,そして,サブタイトルとなっている「内部監査と不正発見」について,内部監査の現場でどのような取り組みが行われているのか,興味が尽きません。

 昼食や休憩を含むと8時間30分という長い1日,プログラムの時間配分も気になりますが,どのような話を聞くことができるのか,今から楽しみです。

 それにしても「第10回」の記念カンファレンスということで,第1回から欠かさず出席している私自身にとっても感慨深いものがあります。ACFE JAPAN事務局のみなさんは,これから開催準備が本格化してますますお忙しくなることでしょうが,暑い時期をむかえることもあり,どうぞ健康に気をつけていただきたいと思います。