「会計不正調査報告書を読む」【第41回】を寄稿しました。

 11日に登壇させていただいたTAC主催「未来の自分発見プロジェクト」には,たくさんの受講者のみなさんにお集まりいただき,ありがとうございました。持ち時間が1時間と短めだったため,最後の方は駆け足での講義となり,反省しております。小職の話がきっかけで,公認不正検査士(CFE)を目指す方が少しでも増えるようでしたら,幸いです。

 さて,Profession Journalの連載記事「会計不正調査報告書を読む」第41回が本日公開されました。とりあげさせていただいた事例は,株式会社マツモトキヨシホールディング連結子会社による架空棚卸資産の計上による粉飾決算をめぐる,調査報告書です。

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 上場会社の子会社により会計不正事件が増加しているというのは,昨年4月に公開された東京商工リサーチ社の「2014年度不適切な会計・経理を開示した上場企業調査」でも指摘のあったとおりですが,マツモトキヨシHD社の事例も,持株会社たる親会社が事業会社である子会社の管理・運営をどのようにすればいいのかという論点を改めて考えさせられました。

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