税務弘報2016年6月号に寄稿しました(発売中です)。

 例年,税務弘報6月号は「株主総会」に向けた特集記事が掲載されます。小職も,過去2年,「役員給与の確認ポイント」「剰余金の配当に関する留意点」を寄稿し,非上場会社の経理担当者向けに,株主総会前後における実務上の注意点をまとめてきました。

そして,今年の記事は,「裁決事例から読み解く役員給与のポイント:」として,定時株主総会における決議があるにもかかわらず,法人税の計算上損金の額に算入することが否認された国税不服審判所の裁決を読みながら,「役員給与として損金算入を認めさせるにはどうすればいいか」という点をまとめさせていただきました。

税務弘報 2016年 06 月号 [雑誌]

税務弘報 2016年 06 月号 [雑誌]

 

6月号の特集は「中小企業のためのタックスプランニング講座(入門編)」ということで,ある勉強会でご一緒している,元国税審判官の瀧谷耕二弁護士も「タックスプランニングの失敗例から学ぶこと」という論考を寄稿しておられますので,残りの連休期間中にじっくり拝読したいと考えております。

また,品川芳宣先生のインタビュー記事「節税と租税回避のはざまに思う」も掲載されていて,先般東京税理士会士芝支部での研修にご登壇いただいたときのテーマにも関連する内容のようですので,こちらも早く読みたいところです。