「会計不正防史学」企業会計2016年2月号

企業会計2016年2月号が一足早く届きました。残念ながら,画像はまだAmazonに登録されていないようです。

今月の「会計不正防史学」の執筆担当は,公認会計士・CFEの霞晴久さん。とりあげていただいた事件は,2015年の会計不正業界(そんなものがあるかどうかはともかく)を席巻した「東芝事件」。サブタイトルは「粉飾新時代の幕開け」です。

本件,まだ,事件の全容が解明されたわけでもなく,今後は舞台を法廷に移して,さらなる真相解明が図られるようですが,本稿では,外部監査人たる公認会計士の立場から,事件の動機について迫っています。

企業会計2月号の特集は「社外取締役の条件」。東芝事件でも「社外取締役によるコーポレートガバナンス」の実効性が話題になる場面もありましたが,本誌でも,この問題に真っ向から取り組んでいます。注目したいのは,弁護士の塚本英巨氏による「『社外取締役を置くことが相当でない理由』の開示分析」です。じっくり拝読したいと思っています。