日本公認会計士協会秋季全国研修会で登壇します。

 日本公認会計士協会の研修ご担当者からACFE JAPANに研修会講師について照会があり,今年3月に実施予定だった小職の担当するセミナー(新型コロナ感染症予防のため開催中止)が目にとまったらしく,10月21日~23日まで開催される「秋季全国研修会」の最後に,同じテーマでお話しすることになりました。市ヶ谷の会計士協会から全国に配信されるということで,たくさんの公認会計士のみなさんにお話しする機会をいただいて,たいへん光栄に感じております。

 ご依頼をいただいてから研修会までの期間が1ヶ月を切っており,しかも研修で使用するテキストの締切までは8日間という,たいへんタイトな日程でしたが,どうにか,資料もできあがって,日本公認会計士協会CPE ON LINEのサイトで公開されました。

 お話しするテーマは「公表事例で検証する会計不正の早期発見と再発防止策 ─不正の芽の察知と機敏な対処として─」です。

secure.cpe.jicpa.or.jp

https://secure.cpe.jicpa.or.jp/education/pdf/2020/pf_10.pdf

 テーマは,日本取引所自主規制法人が,2018年3月30日に公表した「上場企業における不祥事予防のプリンシプル」の原則4「不正の芽の察知と機敏な対処」からとったもので,この原則に基づいて,公表されている調査報告書や再発防止策を検証しようという試みです。

 小職の話を聞きいただいた方はご存じのように,日頃,日本の会計監査制度についてかなり批判的な立場にいる小職としては,公認会計士協会で登壇することはアウェイ感が強いのですが,せっかくの機会ですので,受講者のみなさんの監査業務に少しでもお役に立てるよう,務めさせていただきます。

 どうぞよろしくお願いします。