一般社団法人日本公認不正検査士協会(ACFE JAPAN)事務局からお声がけいただき,日本公認会計士協会の機関誌である「会計・監査ジャーナル」に寄稿する機会を得ました。同誌の連載企画である「公認不正検査士の不正調査手法」の第20回の記事で,小職に与えられたタイトルは,「CFEの視点から見る不正の現場と兆候の検知」。小職の連載は3回の予定です(JICPAからクレームがなければ)。
連載の各タイトルは,次のとおりです。
第1回 職業的懐疑心と不正の早期発見
第2回 会計監査人はどうやって情報収集すべきか
第3回 会計監査人のローテーション制度再考
連載第1回は,会計監査人の職業的懐疑心が発現されて,不適切な売上計上を早期に版権した事例と,経理責任者による長年の資金流用に気づかず,監査法人が適正意見を出していた事例という,二つの不正事例をの調査報告書をベースに,まとめました。
公認会計士のみなさんをはじめ,読者の方にとって,実務上何らかのお役に立つ内容をなっていることを祈るばかりです。