「租税争訟レポート」を寄稿しました。

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 web情報誌Profession Journalで不定期に連載させていただいている「租税争訟レポート」の第23回が本日公開されました。

 今回のテーマは,上場会社とその100%子会社である製造会社と間の期中における納入価格の引き下げや値引きが,子会社から親会社に対する利益移転と見なされて寄附金課税を行った処分行政庁に対し,製造子会社がその取消しを求めた裁判の判決です(判例時報2015年4月1日号)。

 結果は納税者勝訴で,しかも国側は控訴しないという完勝でした。納税者勝訴を言い渡した裁判所の判断過程など,ぜひ,Profession Journal誌をお読みください。

 判例時報は,当然のことながら原告名は匿名になっています。しかし,隠されると調べたくなるのは世の習いで,滋賀県の水口税務署管内にあるハウスメーカーの製造子会社を検索してみたところ,1件,それらしき会社を見つけました。親会社がリリースを出しているわけでもないので,Profession Journal誌上で言及することはしませんでしたが,たぶん,こちらの会社かと思われます。

http://www.sekisui.co.jp/company/outline/group/jutaku/1173938_1227.html