「公表裁決事例」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com

 さる9月29日,国税不服審判所が公開した平成28年1月分~3月分の公表裁決事例に関する「速報解説」記事を,Profession Journal誌に寄稿しました。今回は公開された事例の数が多く(17件),とりあげる事例に迷いましたが,なるべく実務に活かせるような内容のものを選んだつもりです。

 バックナンバーを確認したところ,今回の公開で,丸3年間,四半期に一度の割合で解説記事を寄稿していることに気づきました。とくに件数を確認したわけではありませんが,おそらく,「重加算税」の要件をめぐる裁決事例を一番多くとりあげている気がします(今回もとりあげました)。

 これは,どの裁決事例を読んでも,一般論,つまり規定上の「重加算税の賦課決定要件」に差はないはずなのに,事実関係の「当てはめ」になると,審判官によってかなり差があるのではないかという,私の個人的な興味を満たすために,重点的に「重加算税」をとりあげているという面があるかと思います。

 ぜひ,ご一読ください。