日本公認会計士協会「フォレンジック業務に関する研究」について。

 日本公認会計士協会は,9月30日に,経営研究調査会研究報告第69号として「フォレンジック業務に関する研究」を公表しています。

jicpa.or.jp

 研究報告によれば,わが国における会計事務所等によるフォレンジック業務は,2003年頃より開始されているとのことで,すでに20年近い経験と知見を有した委員らがこれまでの経験を踏まえて,会計事務所等が実施するフォレンジック業務について整理を行い,フォレンジック業務を行う会計事務所等の実務及び業務開発に資することを目的としているとのことです。

 今回,Profession Journal編集部から,この研究報告んついて,解説記事の寄稿依頼があり,先ほど,記事が公開されたところです。

profession-net.com

 研究報告は,フォレンジック業務が必要とされるリスクを、「不正・不祥事リスク」「国際法規制違反リスク」「契約違反リスク」「訴訟リスク」及び「関連業務情報漏えいリスク」の5類型に分類して,それぞれの類型について,「リスクの概要」「業務に必要な主な能力・知見等」及び「主な業務支援事例」を解説する内容となっています。解説記事では5類型のリスクのうち,会計事務所棟が取り扱う頻度が最も高いと思われる「不正・不祥事リスク」の研究報告内容を中止にまとめています。

 ぜひ,ご一読ください。

 Profession Journal誌では,今週3本目の公開記事になりました。編集部のみなさんには,たいへんお世話になりました。引き続き,よろしくお願いします。