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ワタミ株式会社第30回定時株主総会。

本日午前10時から行われたワタミ株式会社の株主総会に出席しました。 議長となった代表取締役社長の清水邦晃氏は,介護事業の譲渡,労務訴訟における和解などを経て,CIを刷新することを説明します。基調カラーはグリーンで,これまでの赤から一変。ハー…

書籍『下流中年――一億総貧困化の行方』

「下流中年」とは,主に就職氷河期を経験して,その後,非正規雇用社員の身分でいる団塊ジュニア世代を指しています。本書は,冒頭の雨宮処凛さんと萱野稔人さんの対談からして,相当に暗い話になっています。 たとえば,「あらゆる対策は『手遅れ』」と題さ…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 連載第46回は,日本ハウスホールディングス(旧社名:東日本ハウス)の連結子会社による不正事件をとりあげました。売上の過大計上などの不正があった子会社は,「銀河高原ビール」の製造元です。一時はコンビニエンスストアの店頭でも…

書籍『会計のいま,監査のいま,そして内部統制のいま』

青山学院大学の八田進二,橋本尚両教授と甲南大学の伊豫田隆俊教授による鼎談集。「初学者にも理解できるよう比較的わかりやすい論点を取り上げ,過度に専門的な用語を用いることなく,できるだけ平易な表現を用いるように努めた(はしがき)」との狙いはう…

「会計不正防史学」企業会計7月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」7月号。「会計不正防史学」今月の執筆担当は,岡健さん(CIA,CFE)です。長年,企業の経理畑・監査畑を歩んでこられた経験を軸に,実務面から会計不正の「防止の仕組み」と「発見の仕掛け」について解説しています。 Accountin…

「租税争訟レポート」をProfession Jounal誌に寄稿しました。

profession-net.com 4月21日,東京高等裁判所で言い渡された「馬券の払戻金の所得区分と外れ馬券の必要経費該当性」をめぐる判決は,原審である東京地方裁判所の判決から一転して納税者勝訴となりました。 今日公開されたProfession Journal誌には,本件判決…

「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス(磯山友幸著)

気になっていた本を,ようやく読みました。 元日本経済新聞社記者で,経済ジャーナリストの磯山友幸さんが描いた「大塚家具騒動」。磯山氏は「はじめに」の冒頭で,この騒動で得をしたのは誰かという問いに,創業者の勝久氏が所有株式の売却で巨額の利益を得…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

連載第45回目となった今回は,株式会社フード・プラネットの子会社による不適切な売上計上事件をとりあげました。売上高が上場廃止基準に抵触するレベルに低迷していた同社が,それを回避するために行った不正の手口を,第三者委員会が解明しています。 prof…

税務弘報2016年6月号に寄稿しました(発売中です)。

例年,税務弘報6月号は「株主総会」に向けた特集記事が掲載されます。小職も,過去2年,「役員給与の確認ポイント」「剰余金の配当に関する留意点」を寄稿し,非上場会社の経理担当者向けに,株主総会前後における実務上の注意点をまとめてきました。 そして…

「会計不正防史学」企業会計6月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」誌上で連載中のCFEによる「会計不正防史学」も6月号で折り返し。今月の担当は弁護士の中西和幸先生。タイトルは『不正会計は遠方で起こる――本社が「見ている」環境が大切』ということで,有名なメルシャン事件と沖電気スペイン販…

「公表裁決事例(平成27年7月~9月分)」Profession Journalに寄稿しました。

profession-net.com 国税不服審判所は,四半期に1回,約半年遅れで裁決事例を公表しています。通常は月末に公表されるのですが,3月末はなぜか遅れて4月7日になって公開されました。Professin Jounal誌で,公表裁決のうちから,注目される事例を2~3と…

「会計不正調査報告書」を寄稿しました。

今日公開されたProfession Journalに,「会計不正調査報告書第44回」として,去る3月29日に公表された月王将フードサービス第三者委員会報告書の解説記事が掲載されました。 profession-net.com ご存じのとおり,2013年暮れに狙撃された前社長の捜査過程で九…

コンプライアンス違反企業の倒産動向調査〈帝国データバンク社〉

2015年度 コンプライアンス違反企業の倒産動向調査 | 帝国データバンク[TDB] 帝国データバンク社が毎年この時期に公表している「コンプライアンス違反企業の倒産動向調査」が,4月8日に公開されています。2015年度〈2015年4月から2016年3月〉の特徴として…

Profession Journal誌に寄稿しました(租税争訟レポート)。

昨日公開されたProfession Journal誌に「租税争訟レポート(第27回)」を寄稿しました。役員の分掌変更における退職金の損金算入を巡って争われた裁判で,納税者が勝訴した事件です。3月決算法人の株主総会準備が本格化する季節に合わせて選んだ争訟事件で,…

「会計不正防史学」企業会計5月号――発売中です。

企業会計誌上で連載中の「会計不正防史学」。今月号の執筆者は,公認会計士でACEコンサルティング株式会社代表の小川真人さん。とりあげた事例は,メルシャン事件です。論考の中で強調されているのは『不正実行者の心の闇』をいかに照らすに注目した不正…

東浩紀『一般意志2.0ルソー,フロイト,グーグル』

ある時期,東日本大震災よりも前に書かれた思想書,哲学書などにあまり意味を見いだせないというか,「この方たちも,あの震災後は考え方を変えてしまっているのではないか」という思いから,距離を置いていた気がします。 本書は,震災前に雑誌の連載された…

Profession Journal誌に寄稿しました。

編集部からのご依頼で,東京国税局の文書回答時程につき,速報解説という格好で記事を寄稿しました。長期の工事に係る補助金について,補助金の支給される事業年度には圧縮記帳の目的物である資産の取得ができない場合の経理処理に対する照会事案です。 補助…

「会計監査の在り方に関する懇談会」提言

確定申告期もどうにか終わったので,3月8日に公表されていた「――会計監査の信頼性確保のために――」と題された提言を読もうかなと考えていたら,タイミングよく,今日の日本系坐新聞社説でもとりあげられていました。 www.nikkei.com 社説で気になったのは,…

「会計不正防史学」企業会計4月号(発売中です)

中央経済社発行の企業会計で連載中の「会計不正防史学」。今月の執筆担当は,真柳元さんです。いくつかの勉強会でご一緒させていただいておりますが,メーカーの経理・監査畑で培われた豊富な知見に触れるたび,その場でメモを取らせていただいております。 …

企業会計「会計監査クライシス」にインタビュー記事が掲載されました。

中央経済社「企業会計」誌上で,先月から始まった連載インタビュー「会計監査クライシス」の4人目のインタビュイーとして,ご指名をいただきました。インタビューを収録したのは2月8日。好き勝手なことをしゃべったせいか,編集部も記事にまとめるのに苦…

内田樹・福島みずほ『「意地悪」化する日本』

内田樹教授の書籍はいつも楽しく読ませてもらっています。とくに対談集は,内田教授が,相手によって巧みに話術を使い分け,しかも,納得させてしまう論理展開には,感服してしまいます。 「意地悪」化する日本 作者: 内田樹,福島みずほ 出版社/メーカー: 岩…

橘木俊詔『貧困大国ニッポンの課題――格差,社会保障,教育』

橘木教授の近著を読みました。2010年から2015年にかけて発表した論文をまとめて,加筆したもののようで,その時々の教授の考え方がわかりやすく語られています。 貧困大国ニッポンの課題: 格差、社会保障、教育 作者: 橘木俊詔 出版社/メーカー: 人文書院 発…

「税理」2016年3月号に寄稿しました(発売中です)。

「税理」編集部からいただいたお題は,「対価性の有無が問われがちな委託料等の支出と支出時の留意点」でした。否認事例として仙台地方裁判所の平成25年10月23日付判決を,認容事例として国税不服審判所による裁決を引用しながら,実務におけるポイントをま…

元支店長逮捕――広島県信用組合詐欺事件。

広島県信用組合の元支店長が顧客の預金を横領していた事件で,2月18日,広島県警に詐欺容疑で逮捕されました。 http://mainichi.jp/articles/20160219/ddl/k34/040/651000c この事件,信用組合が公表したのは,昨年8月28日のことでした。その中で,実際に横…

もう一つのオリンパス事件,和解成立。

www.sankei.com 昨日,お昼のNHKニュースで報じられて,気になっていた和解内容の詳細が明らかになってきました。最初の提訴が2008年2月。いったん,最高裁で判決が確定した(2012年6月)ものの,処遇が改善されないため,同年9月に再提訴に踏…

お布施に対する課税処分(東京新聞より)

昨日の東京新聞特報面の記事(前文のみ無料で閲覧できます)。 www.tokyo-np.co.jp 総持寺に対する税務調査で,東京国税局は,貫主らが受け取っていた献上金は,あくまで宗教法人の収入であり,それを貫主らが個人的に使用していたのであれば,宗教法人から…

「会計不正防史学」企業会計2016年3月号――発売中です。

ご好評いただいている(のではないかと期待している)中央経済社「企業会計」誌上のCFEによる連載企画「会計不正防史学」。3月号の執筆者は,弁護士の平尾覚さん・上島正道さんのお二人。とりあげたのは,フタバ産業株式会社事件。ご記憶の方も多いかと…

Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 「会計不正調査報告書を読む【第42回】」は,クラボウの従業員不正に関する特別調査委員会報告書をとりあげました。繊維業界の不正といえば,いまでも,「カネボウ事件」が思い出されますが,本件も,発端は海外子会社との間の取引に関…

小林よしのり・宮台真司・東浩紀『戦争する国の道徳』

小林よしのりさん,宮台真司さんという,まるで異なる政治的立場や歴史認識を有する二人の論客を,東浩紀さんが自ら経営するゲンロンカフェに招いて行われた鼎談(第1部)と,その後,非公開の場で再度行われた鼎談(第2部)を収録した新書を読みました。 …

日本CSR普及協会主催セミナー「会計不正の危機対応」

日本CSR普及協会が主催する「会計不正の危機対応~企業はどう備え,どう対処すべきか~」に出席しました。 日本CSR普及協会 | セミナーのご案内 前半は,会計不正の発覚後の実務の流れを9つのフェーズに区切って,架空循環取引が発覚した上場会社を事例…

「会計不正調査報告書を読む」【第41回】を寄稿しました。

11日に登壇させていただいたTAC主催「未来の自分発見プロジェクト」には,たくさんの受講者のみなさんにお集まりいただき,ありがとうございました。持ち時間が1時間と短めだったため,最後の方は駆け足での講義となり,反省しております。小職の話がきっ…

1月11日,TAC主催「未来の自分発見プロジェクト」で登壇します。

www.tac-schoo 新年,明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 1月11日(祝)開催の「未来の自分発見プロジェクト(主催TAC)」に講師として登壇させていただきます。主催者が用意してくれた案内は以下のとおりです。 企…

公認会計士・監査審査会も見抜けなかった東芝会計不正問題(東京新聞より)

www.tokyo-np.co.jp 昨日の東京新聞朝刊1面に記載された記事です。 2011年,新日本監査法人の検査を行った公認会計士・監査審査会は,東芝の2011年3月期決算の監査内容についても調査の対象としており,いくつかの不備を指摘して改善を求めていた…

「会計不正防史学」企業会計2016年2月号

企業会計2016年2月号が一足早く届きました。残念ながら,画像はまだAmazonに登録されていないようです。 今月の「会計不正防史学」の執筆担当は,公認会計士・CFEの霞晴久さん。とりあげていただいた事件は,2015年の会計不正業界(そんなものが…

田中周紀『TVニュースのタブー――特ダネ記者が見た報道現場の内幕』

TVニュースのタブー 特ダネ記者が見た報道現場の内幕 (光文社新書) 作者: 田中周紀 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2014/01/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 2011年に発刊された『国税記者』を読んで以来,田中周紀さんの著書は…

「実務家による実務家のためのブックガイド」――Profession Journal

profession-net.com いつも拙文を掲載いただいているProfesssion Journal編集部から,「実務家のためのブックガイド」という企画を考えているので,執筆してほしいという依頼があったのは,11月下旬でした。あまり実務書を読むほうではないのですが,20…

Profession Journal誌に寄稿しました。

昨日,与党税制改正大綱が公表されました。 いつも拙文を掲載いただいているProfession Journal編集部からご依頼を受け,昨年に引き続き,「法人税率の引下げ」について,「速報解説」を寄稿いたしました。 profession-net.com 昨年の税率引下げは「財源の目…

「会計不正防史学」企業会計2016年1月号――発売中です。

Accounting(企業会計) 2016年 01 月号 [雑誌] 作者: 作成者 出版社/メーカー: 中央経済社 発売日: 2015/12/04 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 昨年から連企業会計誌上で載いただいている公認不正検査士(CFE)による企画「会計不正予防学」は,…

樋口晴彦著「なぜ,企業は不祥事を繰り返すのか」

警察大学校教授の樋口晴彦先生による企業不祥事の原因分析論。13件の不祥事を詳細に分析して,解説しています。 会計不正関連では,メルシャンの架空循環取引事件,大王製紙の特別背任事件,オリンパスによる損失隠蔽事件がとりあげられています。 なぜ、…

「会計不正予防学」企業会計12月号――発売中です。

1年間連載を続けてきた「会計不正予防学」の掉尾を飾るのは,大手監査法人にお勤めの小堀一英さん。もともとこの企画が持ち上がったときに,企業会計編集部に話を通してくれた公認会計士です。 タイトルは,「不正会計の今後と監査法人」。 この夏,沖縄で…

金地金販売業者に業務停止命令(東京都)。

東京都は,麻布台にある金地金訪問販売会社に業務停止命令を出したようです。 www.metro.tokyo.jp けさの東京新聞に小さな囲み記事が出ていて,もしかすると,以前,弊事務所にも何度か来ていた会社じゃないかと思っていましたが,あいにく,名刺も会社案内…

【会計不正予防学】企業会計2015年11月号――発売中です。

Accounting(企業会計) 2015年 11 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 中央経済社 発売日: 2015/10/03 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 中央経済社「企業会計」誌上で連載中の「会計不正予防学」。 今月の執筆者は,エーザイ株式会社経理部で活躍中の後…

役員責任調査委員会設置(東芝事件続報)。

www.jiji.com 東芝の不正会計事件をめぐって,新しい動きです。 調査対象の取締役が98名に及ぶという,大規模な責任追及調査が行われることになりました。調査委員は元裁判官2名,元検事1名の合計3名が就任しましたが,1人当たり33名の調査は,かな…

「会計不正予防学」企業会計2015年10月号(発売中です)

中央経済社「企業会計」誌上で連載中の公認不正検査士による「会計不正予防学」。10月号の担当は弁護士の中西和幸さん。タイトルは「内部通報制度の有効化――予防と早期発見のために――」です。企業法務がご専門の弁護士らしく,「いかに内部通報制度を活性…

「会計不正調査報告書を読む」東芝事件・後編を寄稿しました。

〔会計不正調査報告書を読む〕【第34回】株式会社東芝「第三者委員会調査報告書」(後編) | 税務・会計のWeb情報誌プロフェッションジャーナル | Profession Journalprofession-net.com 大きな論争を巻き起こしている東芝事件ですが,小職なりの疑問点をま…

「会計不正調査報告書を読む」を寄稿しました。

〔会計不正調査報告書を読む〕【第33回】株式会社東芝「第三者委員会調査報告書」(前編) | 税務・会計のWeb情報誌プロフェッションジャーナル | Profession Journalprofession-net.com いつも寄稿させていただいているweb情報誌Profession Journalに,新し…

「会計不正予防学」企業会計2015年8月号(発売中です)。

Accounting(企業会計) 2015年 08 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 中央経済社 発売日: 2015/07/04 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 公認不正検査士(CFE)による連載企画「会計不正予防学」。今月の担当は甘粕潔さんです。甘粕さんといえば,CFE仲…

「租税争訟レポート」を寄稿しました。

いつも寄稿させていただいているProfession Journal誌に「租税争訟レポート【第24回】」を掲載していただきました。 租税争訟レポート 【第24回】「馬券の払戻金の所得区分と外れ馬券の必要経費該当性(東京地方裁判所判決)〈前編〉」 | 税務・会計のWeb情…

尼崎税務署上席国税調査官による所得税不正還付

http://mainichi.jp/shimen/news/20150627ddm041040111000c.html 新聞各紙によって若干容疑内容は違っているようですが,毎日新聞の上記報道では,尼崎税務署の上席国税調査官(47歳)は, 1.自身の確定申告で扶養控除を偽って,33万円余りの還付金を…

中小法人の基準見直しへ(日本経済新聞電子版より)。

中小の税制優遇基準「資本金1億円」見直し 政府検討www.nikkしei.com 資本金1億円以下という基準が見直されることになりそうです。やはり発端はシャープ社の大幅減資構想でしょうが(その後断念されたようですが),同社以外の著名企業でも,資本金を1億…