【ゲンロンカフェ】三浦瑠麗・津田大介・東浩紀『日本の未来とポピュリズム』

genron-cafe.jp 昨日,ゲンロンカフェで行われたイベントに参加してきました。 『日本の未来とポピュリズム』と題された三浦瑠麗 さん,津田大介さん,東浩紀さんによるトークは,満席の聴衆の中,午後7時過ぎに開園。途中休憩をはさんで,結局4時間30分…

「会計不正防史学」企業会計10月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」誌上で連載中の,CFEによる「会計不正防史学」10月号の担当は,「ビジネス法務の部屋」でおなじみの山口利昭弁護士です。お題は,『住友電設事件――子会社不祥事件の「プリンシプル」対応』。日本取引所自主規制法人が2月に公表…

【税務訴訟】塩野義製薬,ついに訴訟提起へ。

塩野義製薬株式会社が,大阪国税局は,「現物出資に関する税制上の適格性については事前に当局に照会し」ていたにもかかわらず」,「合理的な説明を行うことなしに,事前照会の結論を覆し」て更正処分を行ったという衝撃的なリリースを出してから,ほぼ2年が…

書籍『転換期を生きるきみたちへ――中高生に伝えておきたいたいせつなこと』

内田樹先生の呼びかけに賛同した10人の識者が,「中高生を読者に想定して」書いた文章をまとめたアンソロジー。私は当然読者の対象ではありませんが,中学生の息子を持つ親としては,非常に興味にあるタイトルでしたので,読むことにしました。 転換期を生…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

不定期に連載させていただいているProfession Journal誌最新号に,株式会社テクノメディカ第三者委員会調査報告書について,寄稿しました。第三者委員会委員長は,公認会計士・公認不正検査士の宇澤亜弓先生。会計不正がらみの第三者委員会委員長として,す…

「税理」2016年9月号に寄稿しました(発売中です)。

税理 2016年 09 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: ぎょうせい 発売日: 2016/08/22 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る ぎょうせい発行の「税理」2016年9月号に寄稿しました。 今回,編集部からいただいたお題は「随行者を伴う海外渡航費」について…

書籍『不正会計と経営者責任』

守屋俊晴氏の新刊『不正会計と経営者責任――粉飾決算に追いこまれる経営者――』を読みました。帯にある惹句はこういう感じです。 なぜ不祥事は起きるのか 粉飾のカラクリに迫る! 形骸化する監査・内部統制に警鐘を鳴らす 不正会計と経営者責任 ‐粉飾決算に追…

書籍『リベラルのことは嫌いでも,リベラリズムは嫌いにならないでください』

井上達夫教授の著作を2冊,続けて読みました。 憲法9条の削除,良心的兵役拒否を認めたうえでの徴兵制の導入,という教授の持論が,毎日新聞社の志摩和生さんとの間の会話というかたちで,展開されています。 リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌い…

「租税争訟レポート」Profession Journal誌に寄稿しました。

本日公開されたProfession Journal誌に,「租税争訟レポート(第29回)」を寄稿しています。とりあげた事例は,さる6月22日,国税不服審判所のホームページで公表された裁決事例から選んだもので,不動産管理会社を利用して節税策をとっていた納税者に対する…

「会計不正防史学」企業会計9月号――発売中です。

企業会計2016年9月号が発売になりました。連載中の「会計不正防史学」今月の執筆者は公認会計士の塩尻明夫先生。ダイキン工業において行われていた「売上の前倒し計上」事件です。部門ぐるみの隠蔽工作を行って長期間にわたり不正を行ってきたものの,匿名の…

【税務調査】積水化学のリリース。

7月20日に大きく報じられた積水化学工業の税務調査結果でしたが,昨日になって,会社側からこの報道を認めるリリースが出ていました。 当社に対する税務調査の結果と今後の対応について|新着情報|積水化学 リリースの中で,追徴課税の処分を受けた理由につ…

書籍『東芝 粉飾の原点――内部告発が暴いた闇』

東芝 粉飾の原点 内部告発が暴いた闇 作者: 小笠原啓 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2016/07/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今から思い出しても,昨年11月12日の日経ビジネスオンラインのスクープ記事「ウエスチングハウスの減損処理…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 連載第47回目となる今回は,株式会社日本製鋼所の100%子会社で,経理課長が行った粉飾決算をとりあげました。本件,手口は単純なものであり,発覚した会計期間の1期前にも,当該子会社を所管する部門において,すでに不正の兆候が…

書籍『東芝 終わりなき危機――「名門」没落の代償』

毎日新聞論説委員でニュースサイト「経済プレミア」編集長の著者による「東芝事件」解説の第2弾。ニュースサイトでその都度書かれた記事が,こうして1冊にまとまると,事件の流れが大変よくわかります。 東芝 終わりなき危機 「名門」没落の代償 作者: 今沢…

「会計不正防史学」企業会計8月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」誌上で連載中の公認不正検査士(CFE)による寄稿「会計不正防史学」8月号の担当は,帝京大学の伍井教授です。テーマは「フォルクスワーゲン・スキャンダル――専門家の倫理観の醸成」というもので,倫理に関するセミナーなどで登壇…

書籍『内部告発の時代』

オリンパス不正会計事件の第一通報者である現役社員と,同事件が世間に知られることとなった「FACTA」の記事を書いたジャーナリストによる共著です。 なんといっても興味深いのは,事件発覚後,今なお匿名性を維持しつつ,かつ,オリンパスの社員でいつ…

「公表裁決事例(平成27年10月~12月)」をProfession Journalに寄稿しました。

さる6月22日に国税不服審判所が公表した「平成27年10月から12月までの裁決事例の追加答」のうちから,注目事例をピックアップして概説するProfession Journal誌の記事「速報解説」が,本日付で公開されました。 今回公表された裁決事例は9件ですが,納税者の…

富士通株式会社第116回定時株主総会。

富士通株式会社の定時株主総会に出席するため,朝から新横浜へ。 開会まで30分で,すでに前方の席は埋まっており,毎年のことながら,参加者は多いです。年々,参加者の年齢層も上がっているようですが,これについては,私も他人のことは言えません。 冒頭…

ワタミ株式会社第30回定時株主総会。

本日午前10時から行われたワタミ株式会社の株主総会に出席しました。 議長となった代表取締役社長の清水邦晃氏は,介護事業の譲渡,労務訴訟における和解などを経て,CIを刷新することを説明します。基調カラーはグリーンで,これまでの赤から一変。ハー…

書籍『下流中年――一億総貧困化の行方』

「下流中年」とは,主に就職氷河期を経験して,その後,非正規雇用社員の身分でいる団塊ジュニア世代を指しています。本書は,冒頭の雨宮処凛さんと萱野稔人さんの対談からして,相当に暗い話になっています。 たとえば,「あらゆる対策は『手遅れ』」と題さ…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 連載第46回は,日本ハウスホールディングス(旧社名:東日本ハウス)の連結子会社による不正事件をとりあげました。売上の過大計上などの不正があった子会社は,「銀河高原ビール」の製造元です。一時はコンビニエンスストアの店頭でも…

書籍『会計のいま,監査のいま,そして内部統制のいま』

青山学院大学の八田進二,橋本尚両教授と甲南大学の伊豫田隆俊教授による鼎談集。「初学者にも理解できるよう比較的わかりやすい論点を取り上げ,過度に専門的な用語を用いることなく,できるだけ平易な表現を用いるように努めた(はしがき)」との狙いはう…

「会計不正防史学」企業会計7月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」7月号。「会計不正防史学」今月の執筆担当は,岡健さん(CIA,CFE)です。長年,企業の経理畑・監査畑を歩んでこられた経験を軸に,実務面から会計不正の「防止の仕組み」と「発見の仕掛け」について解説しています。 Accountin…

「租税争訟レポート」をProfession Jounal誌に寄稿しました。

profession-net.com 4月21日,東京高等裁判所で言い渡された「馬券の払戻金の所得区分と外れ馬券の必要経費該当性」をめぐる判決は,原審である東京地方裁判所の判決から一転して納税者勝訴となりました。 今日公開されたProfession Journal誌には,本件判決…

「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス(磯山友幸著)

気になっていた本を,ようやく読みました。 元日本経済新聞社記者で,経済ジャーナリストの磯山友幸さんが描いた「大塚家具騒動」。磯山氏は「はじめに」の冒頭で,この騒動で得をしたのは誰かという問いに,創業者の勝久氏が所有株式の売却で巨額の利益を得…

「会計不正調査報告書を読む」Profession Journal誌に寄稿しました。

連載第45回目となった今回は,株式会社フード・プラネットの子会社による不適切な売上計上事件をとりあげました。売上高が上場廃止基準に抵触するレベルに低迷していた同社が,それを回避するために行った不正の手口を,第三者委員会が解明しています。 prof…

税務弘報2016年6月号に寄稿しました(発売中です)。

例年,税務弘報6月号は「株主総会」に向けた特集記事が掲載されます。小職も,過去2年,「役員給与の確認ポイント」「剰余金の配当に関する留意点」を寄稿し,非上場会社の経理担当者向けに,株主総会前後における実務上の注意点をまとめてきました。 そして…

「会計不正防史学」企業会計6月号――発売中です。

中央経済社「企業会計」誌上で連載中のCFEによる「会計不正防史学」も6月号で折り返し。今月の担当は弁護士の中西和幸先生。タイトルは『不正会計は遠方で起こる――本社が「見ている」環境が大切』ということで,有名なメルシャン事件と沖電気スペイン販…

「公表裁決事例(平成27年7月~9月分)」Profession Journalに寄稿しました。

profession-net.com 国税不服審判所は,四半期に1回,約半年遅れで裁決事例を公表しています。通常は月末に公表されるのですが,3月末はなぜか遅れて4月7日になって公開されました。Professin Jounal誌で,公表裁決のうちから,注目される事例を2~3と…

「会計不正調査報告書」を寄稿しました。

今日公開されたProfession Journalに,「会計不正調査報告書第44回」として,去る3月29日に公表された月王将フードサービス第三者委員会報告書の解説記事が掲載されました。 profession-net.com ご存じのとおり,2013年暮れに狙撃された前社長の捜査過程で九…

コンプライアンス違反企業の倒産動向調査〈帝国データバンク社〉

2015年度 コンプライアンス違反企業の倒産動向調査 | 帝国データバンク[TDB] 帝国データバンク社が毎年この時期に公表している「コンプライアンス違反企業の倒産動向調査」が,4月8日に公開されています。2015年度〈2015年4月から2016年3月〉の特徴として…

Profession Journal誌に寄稿しました(租税争訟レポート)。

昨日公開されたProfession Journal誌に「租税争訟レポート(第27回)」を寄稿しました。役員の分掌変更における退職金の損金算入を巡って争われた裁判で,納税者が勝訴した事件です。3月決算法人の株主総会準備が本格化する季節に合わせて選んだ争訟事件で,…

「会計不正防史学」企業会計5月号――発売中です。

企業会計誌上で連載中の「会計不正防史学」。今月号の執筆者は,公認会計士でACEコンサルティング株式会社代表の小川真人さん。とりあげた事例は,メルシャン事件です。論考の中で強調されているのは『不正実行者の心の闇』をいかに照らすに注目した不正…

東浩紀『一般意志2.0ルソー,フロイト,グーグル』

ある時期,東日本大震災よりも前に書かれた思想書,哲学書などにあまり意味を見いだせないというか,「この方たちも,あの震災後は考え方を変えてしまっているのではないか」という思いから,距離を置いていた気がします。 本書は,震災前に雑誌の連載された…

Profession Journal誌に寄稿しました。

編集部からのご依頼で,東京国税局の文書回答時程につき,速報解説という格好で記事を寄稿しました。長期の工事に係る補助金について,補助金の支給される事業年度には圧縮記帳の目的物である資産の取得ができない場合の経理処理に対する照会事案です。 補助…

「会計監査の在り方に関する懇談会」提言

確定申告期もどうにか終わったので,3月8日に公表されていた「――会計監査の信頼性確保のために――」と題された提言を読もうかなと考えていたら,タイミングよく,今日の日本系坐新聞社説でもとりあげられていました。 www.nikkei.com 社説で気になったのは,…

「会計不正防史学」企業会計4月号(発売中です)

中央経済社発行の企業会計で連載中の「会計不正防史学」。今月の執筆担当は,真柳元さんです。いくつかの勉強会でご一緒させていただいておりますが,メーカーの経理・監査畑で培われた豊富な知見に触れるたび,その場でメモを取らせていただいております。 …

企業会計「会計監査クライシス」にインタビュー記事が掲載されました。

中央経済社「企業会計」誌上で,先月から始まった連載インタビュー「会計監査クライシス」の4人目のインタビュイーとして,ご指名をいただきました。インタビューを収録したのは2月8日。好き勝手なことをしゃべったせいか,編集部も記事にまとめるのに苦…

内田樹・福島みずほ『「意地悪」化する日本』

内田樹教授の書籍はいつも楽しく読ませてもらっています。とくに対談集は,内田教授が,相手によって巧みに話術を使い分け,しかも,納得させてしまう論理展開には,感服してしまいます。 「意地悪」化する日本 作者: 内田樹,福島みずほ 出版社/メーカー: 岩…

橘木俊詔『貧困大国ニッポンの課題――格差,社会保障,教育』

橘木教授の近著を読みました。2010年から2015年にかけて発表した論文をまとめて,加筆したもののようで,その時々の教授の考え方がわかりやすく語られています。 貧困大国ニッポンの課題: 格差、社会保障、教育 作者: 橘木俊詔 出版社/メーカー: 人文書院 発…

「税理」2016年3月号に寄稿しました(発売中です)。

「税理」編集部からいただいたお題は,「対価性の有無が問われがちな委託料等の支出と支出時の留意点」でした。否認事例として仙台地方裁判所の平成25年10月23日付判決を,認容事例として国税不服審判所による裁決を引用しながら,実務におけるポイントをま…

元支店長逮捕――広島県信用組合詐欺事件。

広島県信用組合の元支店長が顧客の預金を横領していた事件で,2月18日,広島県警に詐欺容疑で逮捕されました。 http://mainichi.jp/articles/20160219/ddl/k34/040/651000c この事件,信用組合が公表したのは,昨年8月28日のことでした。その中で,実際に横…

もう一つのオリンパス事件,和解成立。

www.sankei.com 昨日,お昼のNHKニュースで報じられて,気になっていた和解内容の詳細が明らかになってきました。最初の提訴が2008年2月。いったん,最高裁で判決が確定した(2012年6月)ものの,処遇が改善されないため,同年9月に再提訴に踏…

お布施に対する課税処分(東京新聞より)

昨日の東京新聞特報面の記事(前文のみ無料で閲覧できます)。 www.tokyo-np.co.jp 総持寺に対する税務調査で,東京国税局は,貫主らが受け取っていた献上金は,あくまで宗教法人の収入であり,それを貫主らが個人的に使用していたのであれば,宗教法人から…

「会計不正防史学」企業会計2016年3月号――発売中です。

ご好評いただいている(のではないかと期待している)中央経済社「企業会計」誌上のCFEによる連載企画「会計不正防史学」。3月号の執筆者は,弁護士の平尾覚さん・上島正道さんのお二人。とりあげたのは,フタバ産業株式会社事件。ご記憶の方も多いかと…

Profession Journal誌に寄稿しました。

profession-net.com 「会計不正調査報告書を読む【第42回】」は,クラボウの従業員不正に関する特別調査委員会報告書をとりあげました。繊維業界の不正といえば,いまでも,「カネボウ事件」が思い出されますが,本件も,発端は海外子会社との間の取引に関…

小林よしのり・宮台真司・東浩紀『戦争する国の道徳』

小林よしのりさん,宮台真司さんという,まるで異なる政治的立場や歴史認識を有する二人の論客を,東浩紀さんが自ら経営するゲンロンカフェに招いて行われた鼎談(第1部)と,その後,非公開の場で再度行われた鼎談(第2部)を収録した新書を読みました。 …

日本CSR普及協会主催セミナー「会計不正の危機対応」

日本CSR普及協会が主催する「会計不正の危機対応~企業はどう備え,どう対処すべきか~」に出席しました。 日本CSR普及協会 | セミナーのご案内 前半は,会計不正の発覚後の実務の流れを9つのフェーズに区切って,架空循環取引が発覚した上場会社を事例…

「会計不正調査報告書を読む」【第41回】を寄稿しました。

11日に登壇させていただいたTAC主催「未来の自分発見プロジェクト」には,たくさんの受講者のみなさんにお集まりいただき,ありがとうございました。持ち時間が1時間と短めだったため,最後の方は駆け足での講義となり,反省しております。小職の話がきっ…

1月11日,TAC主催「未来の自分発見プロジェクト」で登壇します。

www.tac-schoo 新年,明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 1月11日(祝)開催の「未来の自分発見プロジェクト(主催TAC)」に講師として登壇させていただきます。主催者が用意してくれた案内は以下のとおりです。 企…